カルチョ・ストーリコ・フィオレンティーノ
2008年6月
フィレンツェの古式サッカーが帰ってきた!2年間の中止期間を経て2008年度は新しいルールと新しい出場者で行われる。チームは4チームでフィレツェの街の4つの地区に分かれており、赤がサンタ・マリア・ノヴェッラ地区、青がサンタ・クローチェ地区、白がサント・スピリト地区、緑がサン・ジョヴァンニ地区だ。 しかしサン・ジョヴァンニ地区の選手達は新しいルールの改正に反対を表明し、準決勝に出場することを断固拒否した。改正ルールにより、40歳以上の参加が認められず、これにより多くの年配のガード役が除外されるからだ。また出場するには前科がないこと、あるいは暴力や殺人等の犯罪に関わった前歴があってはならない。さらに相手を背後から襲うこと、一人でいる選手を襲うことは絶対に禁止だ。これらの反則を行った場合、試合終了直後に即刻逮捕される。 これが試合に参加する人達がさかんに議論し抗議している新しいフィレンツェ古式サッカーのルールの大枠だ。とはいえ、長年そうだったように6月24日のフィレンツェの守護聖人の祝日には、決勝戦が戦われる。2008年は赤組と青組の対決。観客席はいっぱい、赤組の選手はアドレナリン全開でサンタ・クローチェ教会の前の入り口で、青組は広場に隣接した通りでウォーミングアップ。旗手の合図でショータイムだ・・・
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